2007年 06月 08日
沢瀉(オモダカ)沢瀉の葉も安らぐや寺の池 沢瀉(オモダカ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。 北海道から沖縄にかけて分布し、水辺や湿地に生える。 漢字では「面高」とも書く。 地下に走出枝(ランナー)を伸ばし、その先に小さな球根をつける。 草丈は20~60センチくらいである。 葉の下半分が2つに分かれ、矢じりのような形をしている。 葉には長い柄がある。 開花時期は6~7月である。 花径2センチくらいの白い3弁の単性花をつける。 茎の上部につくのが雄花で、下部につくのが雌花である。 それぞれ3枚の花びらの真ん中に黄色い雄しべ、黄緑色の雌しべがつく。 塊茎は食用になる。 おせち料理に使う慈姑(クワイ)は沢瀉(オモダカ)の栽培変種である。 なお、戦国時代には沢瀉(オモダカ)は「勝ち草」と呼ばれ、多くの武将が沢瀉紋を家紋として用いた。 豊臣秀吉や毛利元就も沢瀉紋を使ったという。 俳句の季語は夏である。 写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。 学名:Sagittaria trifolia
by hana_haiku
| 2007-06-08 06:21
| 夏の俳句
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