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花の俳句

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岡虎の尾(オカトラノオ)

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威勢良くされど可憐に虎尾草

岡虎の尾(オカトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい草地に生える。
「~トラノオ」という名前は、花穂が長くその周りに花がつくものにつけられている。
草丈は60~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、互い違いに生える。
表面にも裏面にも短い毛が生える。
開花時期は6~7月である。
白い花びらは5枚だが、花の根元でつながった合弁花である。
花びらの先は丸みがある。
中央には雄しべは5本と雌しべは1本がある。
茎先にこのような小花を穂状にたくさんつける。
花は茎に近いところから咲き始め、長期間咲き続ける。
花穂は途中で曲がり、先で反転するような感じになる。
漢字では「丘虎の尾」とも書き、角虎の尾(カクトラノオ)の別名もある。
これは、茎の断面が四角いところからつけられた。
俳句では「虎尾草」や「虎の尾」が夏の季語である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia clethroides

by hana_haiku | 2007-06-27 06:26 | 夏の俳句